Interview
02
育休を経て、新たな研究に挑戦。
自分がつくった技術で社会貢献を
自分がつくった技術で社会貢献を
Interview
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高田 祐希
Yuki Takada
- 2019年入社
- 構造技術研究部所属
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大林組を選んだ理由は?
Q1
大学院は工学研究科で、主に地盤の液状化に関する研究をしていました。研究対象は、より実務的なことがしてみたいと思い、ため池の水を堰き止める堤体が地震時に液状化して決壊してしまうことへの対策に取り組みました。そういった研究成果を社会に還元できる仕事を志望し、土木系の業界を幅広く見た結果、ゼネコンを選びました。特に大林組を選んだ理由は人ですね。入社前に諸先輩と接する機会が何度かあり、「この人たちと一緒に働きたい」と思えたことが大きな要因です。専門的なテーマでも濃密な会話をすることができ、自由に意見が言えるカルチャーだと強く感じたことを覚えています。また、ものをつくって、それが残っていく仕事であることも魅力でした。
現在どのような研究に
取り組んでいますか?
Q2
地盤が液状化した際の構造物への影響評価を、自社の大型実験施設を利用したり、コンピュータでシミュレーションしたりする業務に取り組んでいます。具体的には技術研究所にある世界最大規模の遠心模型実験装置で、地震特有のさまざまな現象を検証していますね。実は2025年の4月から7月まで育休を取得し、復帰後研究を再開しました。社内で育休取得者は男女問わず増えており、所属するチームのメンバーも非常に協力的で、不在の間の引き継ぎ体制構築もスムーズでした。入社7年目の経験を積み責任も増えてきた時期に休むことは不安もあったのですが、本当に取得して良かったと思っています。育児の大変さを実感したことで、復帰後は以前より時間の使い方をより意識するようになりました。
今後チャレンジして
みたいことは?
Q3
2024年の能登半島地震をはじめ、昨今地震と豪雨で斜面等の地盤構造物の被害が拡大してしまうケースが増えており、その対策が直近のテーマです。地盤構造物の大敵は雨と地震ですが、それぞれに対して崩壊しないようにつくられています。ですが、その2つが重なると想定外の事態が引き起こされます。近年の深刻化する豪雨や巨大地震発生の懸念に対する危機感から考えたテーマなのですが、これまでの実験装置では雨と地震を同時にシミュレーションできなかったんです。最近ようやくその装置が完成したので、研究を本格化できるのが楽しみですね。将来的には自分が開発した技術が多くの現場で使われることが目標です。それが会社の新たな価値や事業を生み、ひいては社会への貢献につながると考えているので、そういった技術をこれからも生み出していきたいです。
学生へのメッセージを
Q4
大林組の魅力は人材です。不安もあるかもしれませんが、まずは先輩の言うとおりに実践し、仕事のやり方をまねしてみてください。この会社で働く先輩からは吸収すべきさまざまなことがあり、新しい視点を与えてくれるはずです。それを経て、自分の方法を確立し、やりたいこと・やるべきことを実現していってください。私も入社してからの6年間でさまざまな経験を積み、今まさに自分の力を発揮できるフェーズに入ったと強く感じています。「こういうことをやりたい」という意見は必ず尊重し、受け入れてくれるフィールドがある会社です。
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