キングブリッジタワーとジャムナ鉄道橋が第4回OCAJIプロジェクト賞を受賞

サステナビリティ

1月27日、海外建設協会(海建協:The Overseas Construction Association of Japan, Inc.(OCAJI))が主催する「第4回OCAJIプロジェクト賞」の表彰式が開催され、大林グループが携わった「キングブリッジタワー 」(タイ)、および「ジャムナ鉄道橋(東工区パッケージ WD-1) 」(バングラデシュ)がプロジェクト賞を受賞しました。今回は、17件の応募から9件のプロジェクトが選出され、大林グループとして同賞の受賞は4年連続となりました。

海建協は、建設業界における海外事業展開の支援や国際貢献の推進、諸外国との国際交流・協調を促進しています。OCAJIプロジェクト賞は海外における日本の建設業のプレゼンスを高め、継続的かつ安定的な海外活動の促進に寄与するために、優秀な海外建設プロジェクトを顕彰するもので、2022年に新設されました 。

4回目となる今回は、2023年1月1日から2024年12月31日に完成した海外の建設または開発プロジェクトを対象に、選考が行われました。

表彰式では、海建協 佐々木正人会長(左)から表彰状とトロフィーが授与された

キングブリッジタワー プロジェクト(タイ)

隣接するプミポン橋の主塔のシルエットを取り入れた外観デザイン

タイの大手企業グループ・サハグループが開発した、高さ255m、地上53階の高層オフィスビルです。チャオプラヤー川沿いに建つこのビルは、隣接するプミポン橋の主塔のシルエットを外観デザインに取り入れたことで、地域の景観と調和しながらランドマーク性を高めています。LEED認証やFitwel(※1)3つ星などの国際環境認証を取得し、快適性や省エネへの配慮を両立しました。

今回の工事では、高さ151m、39階から大きく張り出したスカイラウンジの施工において、地上で組み立てて設置場所まで引き上げるリフトアップ工法を採用し、安全性と精度を確保。設備工事のモジュール化で品質の均一化と工事期間の短縮を図り、契約工期より3カ月前倒し、全工期無災害で完成しました。

建物から約12m、幅約45m、最大厚さ4.5mという大規模な跳ね出し構造で設けられたスカイラウンジ
発注 サハキャピタルタワー
設計 意匠:アーキテクツ49、
構造:アーキテクチュラルエンジニアリング49、
設備:M&Eエンジニアリング49、
外構:TKスタジオ
施工 タイ大林(大林グループ)

ジャムナ鉄道橋建設事業 東工区パッケージ WD-1(バングラデシュ)

完成後は上り線から共用を開始し、東側護岸から供用開始日の鉄道通過の様子を望む

バングラデシュ国内最大級の河川・ジャムナ川に、既設の鉄道・道路併用橋と並行して鉄道専用橋と新線区間を整備し、都市間の物流効率化を図る国家プロジェクトです。大林組は、東西に2分割されたうちの東工区6.8kmを担当しました。

工事をスタートした2020年はコロナ禍であったため、リモートにより現地スタッフと密なコミュニケーションを図り、影響を最小限に抑えて工事を実施。その後は、日本の技術者を多数配置し、現地スタッフ・現地業者への指導・管理を徹底しながら、高品質なインフラシステムの導入と技術伝承を行いました。

工事中盤の大規模な設計変更、社会情勢の変化などが重なる中でも安全を優先し、重大災害を起こすことなく工期を遵守しました。

工事中盤の設計変更により4線から6線に路線(左端2線)が増線された
発注 バングラデシュ鉄道省
設計 オリエンタルコンサルタンツグローバル、長大、
Development Design Consultants
施工 大林組、東亜建設工業、JFEエンジニアリング

これからも大林組は、さまざまな建造物や社会インフラの建設を通じて、各地域での雇用の創出や技術移転による建設産業の基盤強化をはじめ、世界各国・地域の社会と人々の生活の向上に貢献してまいります。

  • ※1 Fitwel(フィットウェル)
    建物の健康性・快適性を評価する国際認証。米国Center for Active Designが運営し、結果は星1つから3つまでの3段階で示される